QYLDとは?全力で長期保有するべきか配当利回り12%ETFのリスク

【QYLD】全力で長期保有するべきか?

※この記事にはプロモーションが含まれています

QYLDは毎月高額な配当金をもらえる人気ETFだけど全力投資は危ないって聞きました。QYLDについて解説してほしいです。

かみがも

このような疑問のあなたへ超高配当ETF【QYLD】について解説しますね。

この記事でわかること
  1. QYLDの基本情報
  2. QYLDの配当金、利回り推移
  3. QYLDとVTIのリターン比較
  4. QYLDに投資するべきか?

結論から言うと、QYLDへ全力投資はおすすめしません。

長期トータルリターンがVTIなどインデックス投資に大きく劣るためです。

ではなぜリターンが市場よりも劣るのかは順を追って説明しますね。

目次

配当利回り12%超え高配当QYLDとは?

QYLDは、正式名称 Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF です

QYLDは、NASDAQ100指数にカバード・コールという戦略を用いて運用されています。

基本情報 QYLD
設定日2013/12/11
経費率0.6%
分配利回り12.41%
運用資産8.0B(USD)
株価$17.34
2023.08.19時点

カバード・コール戦略とは?

カバード・コール戦略は以下2つの投資手法を組み合わせた戦略です。

  • NASDAQ100株式の現物を購入
  • NASDAQ100株式のコールオプションの売却

例えば、NASDAQ100に入っているAPPLの現物株購入と同時にAPPL株のコール・オプションを売却します。

コール・オプションとは保有する資産の権利行使価格を超える値上がり益を放棄する代わりに、オプション・プレミアム(手数料みたいなもの)を獲得する手法ですね。

理解が難しい。。。

かみがも

分かりやすく具体例をあげましょう。

たとえば1株1000円の株があったとします。

これが1100円になったときに買う権利10円で販売します。

1ヶ月が過ぎたころに株価が1300円になっていたとしたら、このときに買う側は1100円で買う権利を行使します。

すると買う権利を売った側は

100円+10円=110円の利益が得られます(1100円以上の利益は相手のもの
)

相手側の利益は1300円-1100円-10円=190円の利益がもらえます。

QYLDのしくみは、110円から手数料及び経費を差し引いた額が配当として毎月株主に還元するというETFになるわけですね。

かみがも

オプション期日までに株価が大きく上昇した場合、QYLDはオプション行使価格より上の利益は捨てることになるため、株価がずっと横ばいなんです。

カバード・コール戦略は結果的に米国株インデックスよりもリターンは落ちます。(※詳細はQYLD VS VTIリターン比較にて)

QYLDは値上がり益を捨てる代わりに、毎月高額なインカムを目的とした手法と言えるわけですね。

QYLD配当推移、配当日

2022年の分配金情報は以下です。

権利落ち日分配金
2022/6/21$0.173
2022/7/18$0.180
2022/8/22$0.183
2022/9/19$0.165
2022/10/24$0.162
2022/11/21$0.164
2022/12/29$0.161

QYLD 2023 配当日

2023年の配当実績はこちらです。

一番右の欄をご確認ください。毎月$0.16~0.17の分配金で推移しています。

QYLD配当金はいつ

毎月の分配金の落ち日は20日~22日前後で設定されています。

QYLD VS VTIリターン比較

冒頭で説明したQYLDに全力で長期投資はおススメしない理由の根幹を説明します。

2013年QYLD設立日から2022年までの期間でQYLDとVTIのトータルリターン比較しています。

出典 www.etfreplay

VTIは9年間で161.8%のリターンを出した一方でQYLDは78.4%でした。

利回り12%の配当にとらわれて、9年間投資を続けているとインデックスに約2倍の差をつけられたことになります。

今後も総資産を増やしていきたいならVTIに投資をした方が資産効率が良い可能性が高いです。

かみがも

配当利回りだけに気をとられてはだめということですね。投資商品はトータルリターンで比較しましょう。

QYLDはタコ足配当で危ない?

QYLDはタコ足配当なのでは?との疑問にお答えしたいと思います。

厳密に言うとはQYLDはタコ足配当ではありません。理由は以下の3つ

  1. オプションプレミアムが毎月配当の原資だから
  2. オプションプレミアム>分配金
  3. 基準価格が下がった結果、元本を切り崩しているように見える。

QYLDはオプションプレミアムの利益分から毎月配当の原資にあてているため、元本を切り崩しているわけではありません。


またオプションプレミアム以上に分配金を支払うことは運用上行いません。


元本を切り崩しているように見えるのは、QYLDの株価が下がり続けている局面だと純資産が実際に減っているため、タコ足配当だと判断している人がいるためです。

QYLD 評価・口コミ

ここでは、twitterにてどういうツイートがされているかまとめて行きましょう。

一時期かなりブーム比べると売却する方も少なくない印象です。ナスダックが軟調だったため損切も増えてきましたね。

【まとめ】QYLDに全力投資はおすすめしない

長期投資を続けるほど、インデックスのリターンに劣ってしまうため、QYLDに全財産をぶち込むことはあまりおすすめしません。

ポートフォリオの部分的なスパイスとして毎月分配金を得たい人がQYLDに投資する分にはアリだと思います。

QYLDが向いている人

  • NASDAQ100が今後も成長すると信じれる人
  • 毎月配当金を得たい人
  • 資産成長よりもキャッシュを得たい人

上記の考えを持ちの方はQYLD投資に向いていると言えます。

もしどうしてもインデックスに負けない投資方法を知りたい方は連続増配株投資が再現性が高いです。

下記記事でおすすめの優良連続増配株を紹介していますので参考にしてみてください。

米国株参考になった本を紹介

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かみがも

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かみがも

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かみがも
2019年に投資を始める。ただの会社員が貯金額200万円から現在は金融資産1000万円を突破/投資スタイルは連続増配株投資で債券、金、暗号通貨も投資中/ 取得資格FP3級

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