ゴールドETFで配当12%?IAUIとIGLDを徹底比較【現金派vs成長派】

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「金(ゴールド)は守りの資産だから配当が出ない」——そんな常識が、いま静かに覆されつつあるのをご存知だろうか。カバードコール戦略を組み合わせた金ETFなら、守りながら年利10%超の分配金を受け取ることも可能になっている。

この記事では、注目の2銘柄 IAUI(NEOS ゴールドハイインカムETF)IGLD を6ヶ月の実績データで徹底比較。「現金派」と「成長派」、あなたのスタイルに合うのはどちらか、一緒に見ていこう。

目次

そもそもIAUIとIGLDとは?金×カバードコールの仕組み

IAUIもIGLDも、ゴールド(金)を原資産としつつ、カバードコール戦略でオプションプレミアムを稼ぎ、それを分配金として投資家に還元するETF。

通常、金は「配当が出ない」資産の代表格。だからこそ「つまらない」と敬遠する人も多い。だけど、その常識で思考停止してスルーするのはもったいない。カバードコール戦略を組み合わせることで、金の値動き(ボラティリティ)をインカム(現金収入)に変換できるようになった。

いわば 「無配の檻を抜けた、インカム付きゴールド」 という新しい選択肢が生まれているわけだ。

IAUIの基本スペック

  • 運用元: NEOS
  • 分配頻度: 毎月
  • 分配率: 12.25%
  • 経費率: 0.78%
  • 30日SEC利回り: 1.88%

IGLDの基本スペック

  • 分配利回り: 10.27%
  • 経費率: 0.85%
  • 上昇参加率: 87.9%

6ヶ月の実績データで徹底比較

2026年1月31日時点での6ヶ月間の実績を並べてみると、両者の「性格」がはっきり見えてくる。

項目IAUI(現金派)IGLD(成長派)
トータルリターン30.91%37.80%
分配利回り12.25%10.27%
経費率0.78%0.85%

どちらも半年で30%超のリターンという驚異的な数字。ただし、その「稼ぎ方」に大きな違いがある。

IAUIは分配の約90%がROC(Return of Capital=資本払い戻し)で構成されており、効率的に「現金化」するタイプ。一方のIGLDは上昇参加率87.9%で、ゴールド価格の値上がり益をしっかり取りに行く「成長」重視タイプだ。

IAUIの「ROC」はタコ足なのか?税務面のカラクリ

「分配の90%がROC? それってタコ足配当じゃないの?」——こう思った人も多いはず。結論から言うと、IAUIのROCは一般的に言われる「タコ足」とは性質が異なる。

ROCの正体は 税務効率の最適化。金のボラティリティをオプション戦略で「現金」に変換し、それを資本払い戻しの形で分配している。つまり、元本を切り崩しているのではなく、独自の戦略で生み出したキャッシュフローを税制上有利な形で還元しているということ。

これを「元本割れ」と切り捨てるか、「効率的な現金化」と捉えるかで、5年後のキャッシュフローに大きな差が出る可能性がある。

ROC分配には課税繰延効果があるため、税引後のリターンで見るとIAUIの実質的な手取りは額面以上に有利になるケースもある。特に一定以上の資産規模で配当金生活を目指す人にとって、この税務メリットは見逃せないポイントだ。

現金派 vs 成長派——あなたに合うのはどっち?

ここまでのデータを踏まえて、タイプ別のおすすめを整理してみよう。

IAUIが向いている人(現金派)

  • 毎月の分配金でキャッシュフローを作りたい人
  • 税務効率を重視したい人
  • 配当金生活のための「守りの高配当」を探している人
  • 経費率を少しでも抑えたい人(0.78%)

IGLDが向いている人(成長派)

  • ゴールド価格の上昇もしっかり取りたい人
  • トータルリターンの最大化を優先したい人
  • 分配金よりも資産の成長スピードを重視する人
  • 上昇参加率87.9%で「取りこぼしたくない」人

もちろん、両方を組み合わせて持つという選択もアリ。「守りのIAUI」と「攻めのIGLD」を半々で持てば、現金も成長も狙えるバランス型のゴールド枠が作れる。

ゴールドETFをポートフォリオに組み込む際の注意点

金×カバコETFは魅力的だけど、「一気に集中投資」は禁物。あくまで資産のスパイスとして忍ばせておくのが賢い向き合い方だ。

押さえておきたいポイント:

  • ポートフォリオ全体の10〜20%程度に留めるのが一般的な目安
  • 分散投資の「分散」として機能させるのがベスト。ゴールドは株式と相関が低いので、暴落時のクッション役になる
  • カバードコール戦略はゴールド価格が急騰した場合、上値が限定されるリスクがある(特にIAUI)
  • 比較的新しいETFなので、長期の実績データはまだ限られている点にも留意が必要

まとめ

  • IAUIは「現金化」重視。ROCを活用した税務効率の高い分配で、毎月のキャッシュフローを作りたい人向け
  • IGLDは「成長」重視。上昇参加率87.9%でゴールドの値上がり益をしっかり狙いたい人向け
  • どちらも半年で30%超のリターン。ゴールドの「無配」という常識を覆す新しい選択肢として注目

「守りの資産」に配当をプラスする——この発想を知っているかどうかで、今後のポートフォリオ構築の幅は大きく変わってくるかもしれない。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任でお願いします。

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かみがも
2019年に投資を始める。ただの会社員が貯金額200万円から現在は金融資産1000万円を突破/投資スタイルは連続増配株投資で債券、金、暗号通貨も投資中/ 取得資格FP3級

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