【2026年最新】QQQIとは?株価・分配金・利回りまで初心者向けに徹底解説

QQQI とは

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「毎月分配で利回り14%超え?そんなETFが本当にあるの?」

そう思った方、正解。あるんですよ、これが。

QQQI(NEOS Nasdaq-100 High Income ETF)は、2024年1月に設定されてからわずか2年で運用資産90億ドル超えまで急成長した、今もっとも注目されている高配当カバードコールETFの一つ。

ナスダック100の銘柄に投資しながら、オプション戦略で毎月の分配金を生み出す仕組みになっている。

ただし、「利回り14%」という数字だけ見て飛びつくのは危険。仕組みを理解しないまま買うと、思わぬ落とし穴にハマる可能性がある。

この記事では、QQQIの基本情報から分配金の仕組み、株価推移、メリット・デメリット、日本での購入方法まで、初めて知る人にもわかりやすく解説していく。

※投資判断は自己責任でお願いします。この記事は特定銘柄の購入を推奨するものではありません。


目次

QQQIとは?基本情報をサクッと把握

QQQI(正式名称:NEOS Nasdaq-100 High Income ETF)は、米国のNEOS Investments社が運用するアクティブ運用型ETF。

基本情報を表にまとめると、こんな感じ。

項目内容
ティッカーQQQI
正式名称NEOS Nasdaq-100 High Income ETF
運用会社NEOS Investments
設定日2024年1月30日
経費率0.68%
分配頻度毎月
配当利回り(TTM)約14〜15%(2026年3月時点)
運用資産残高(AUM)約93億ドル(2026年3月時点)
上場市場NASDAQ
保有銘柄数約104〜107銘柄
ベンチマークなし(アクティブ運用)

ポイントは、これが単なるナスダック100のインデックスETFではないということ。

QQQIはナスダック100の構成銘柄を保有しつつ、NDX(Nasdaq-100指数)のコールオプションを売る(=カバードコール戦略) ことで、オプションプレミアムを分配金として毎月投資家に還元している。

設定からわずか1年で「Best New Active ETF」(ETF.com Awards 2025)を受賞するなど、業界内での評価も高い。


QQQIの株価推移と現在値

2026年3月時点のQQQIの株価は、約50〜54ドルのレンジで推移している。

主な株価データは以下の通り。

指標数値
直近株価約50〜54ドル(2026年3月)
52週高値55.93ドル
52週安値41.17ドル
1年間トータルリターン約17〜22%(分配金込み)
設定来トータルリターン約41%

注目すべきは、設定来のトータルリターンが約41%で、同期間のS&P 500(約43.5%)やナスダック100(約44%)とほぼ同水準であること。

「カバードコール=上値が制限される=トータルリターンが劣る」というイメージがあるかもしれないけど、QQQIの場合はアウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のコールオプションを柔軟に使い分けることで、ある程度の上値も取れる設計になっている。

ただし、テック銘柄中心なだけに、ハイテク株の急落局面ではNAV(基準価額)の下落リスクは大きい。この点は後述するデメリットで詳しく触れる。


QQQIの分配金と利回りの仕組み

QQQIの最大の魅力は、やはり毎月の分配金

直近の分配実績を見てみよう。

1株あたり分配金権利落ち日支払日
2026年3月$0.60893月18日3月20日
2026年2月$0.61402月18日2月20日
2026年1月$0.63591月21日1月23日

2025年の年間分配金合計は1株あたり約7.44ドル。直近の配当利回りは**約14〜15%**になっている。

分配金の内訳に要注意

ここで一つ、めちゃくちゃ重要なポイントがある。

QQQIの分配金は、そのほとんどが**ROC(Return of Capital=元本払い戻し)**に分類されている。

直近の19a-1通知(分配金の税務分類レポート)によると、分配金の100%がROCとして分類されているケースもある。

「え、元本払い戻しってことは、自分のお金が返ってきてるだけ?」

と思うかもしれないが、これはやや複雑な話。QQQIの場合、オプションプレミアム収入やキャピタルゲインが含まれていても、税務上の分類ではROCになることがある。NDX指数オプションは米国税法のSection 1256契約に該当し、**60/40課税(60%長期・40%短期)**の優遇税率が適用されるため、税務上はROC扱いにしやすい仕組みになっている。

ただし、ROCが多い=NAV(基準価額)を侵食しているリスクもゼロではない。実際にSEC利回り(SECが定義する標準的な利回り計算)は**わずか0.02%**という指摘もあり、「見かけの利回り」と「実質的な利回り」の乖離には注意が必要。

要するに、分配金の額面だけで判断しないことが大事。


QQQIの上位構成銘柄

QQQIのポートフォリオは、基本的にナスダック100の構成銘柄をそのまま保有している。

直近の上位保有銘柄は以下の通り。

順位銘柄比率
1NVIDIA(NVDA)約8.6〜9.0%
2Apple(AAPL)約7.3〜7.5%
3Microsoft(MSFT)約5.8%
4Amazon(AMZN)約4.3%
5Tesla(TSLA)約4.0%

その他にもBroadcom、Meta、Alphabet(Google)、Walmartなど、米国を代表するテクノロジー・大型株が並ぶ。

セクター構成はElectronic Technology(半導体・ハードウェア系)が約33.7%、Technology Services(ソフトウェア・IT系)が約27.6%と、テック比率がかなり高い。

この構成が意味するのは、テック株が上がればQQQIも恩恵を受けるが、テック暴落時のダメージも大きいということ。


QQQIのメリットとデメリット

メリット

① 毎月分配で利回り14%超え

毎月キャッシュフローが入ってくるのは、配当金生活を目指す投資家にとって大きな魅力。年間で1株あたり約7.4ドルの分配金は、インカム重視の戦略には非常に心強い。

② 柔軟なオプション戦略

QQQIは他の多くのカバードコールETF(JEPQやQYLDなど)と異なり、OTM(アウト・オブ・ザ・マネー)のコールオプションを柔軟に調整する。これにより、株価上昇時にもある程度のキャピタルゲインを取れる設計になっている。

③ 税効率の高さ(米国投資家向け)

NDX指数オプションはSection 1256契約に該当し、60/40の税率が適用される。分配金の多くがROCに分類されるため、税の繰り延べ効果も期待できる。ただし日本の投資家にとっては米国での源泉徴収10%+日本での課税があるため、この恩恵はそのまま享受できない点に注意。

④ 運用資産90億ドル超えの安心感

設定から約2年でAUM90億ドルを突破。流動性が高く、ビッド・アスクスプレッドも比較的タイトで、売買しやすい。

デメリット

① 上値の制限がある

カバードコール戦略の宿命として、コールオプションを売っている分、株価の大幅上昇局面ではリターンが制限される。テック株が爆発的に上がる局面では、QQQやQQQM(通常のナスダック100 ETF)の方がリターンは高くなる可能性がある。

② NAV侵食のリスク

分配金のほとんどがROCに分類されている以上、長期的にNAV(基準価額)が下がっていく可能性は否定できない。分配金をもらいながら元本が減っていく「タコ足配当」にならないかは、定期的にチェックする必要がある。

③ 経費率0.68%はやや高め

パッシブ型のQQQ(0.20%)やQQQM(0.15%)と比べると、経費率0.68%は明らかに高い。アクティブ運用のコストとして許容範囲かどうかは、得られるインカムとの見合いで判断する必要がある。

④ トラックレコードがまだ短い

設定が2024年1月のため、まだ2年ちょっとの運用実績しかない。本格的なベアマーケットやテックバブル崩壊を経験していないので、「暴落時にどこまで耐えられるか」は未知数。


QQQIは日本の証券会社で買える?購入方法

結論から言うと、QQQIはSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入可能。SBI証券は2025年11月から取り扱いが開始されている。

証券会社QQQI取り扱い備考
SBI証券2025年11月〜取り扱い開始
楽天証券2026年2月〜取り扱い開始
マネックス証券米国株5,000銘柄以上対応だが個別に確認を

購入時の注意点

  • NISA成長投資枠:非対応(×) SBI証券の情報によると、QQQIはNISA成長投資枠の対象外。特定口座での購入になる。
  • 売買手数料:約定代金の0.495%(税込)が基本。上限は22ドル。
  • 為替手数料:ドル転時のスプレッドコストが別途かかる。
  • 税金:米国での源泉徴収10%+日本での申告分離課税20.315%。確定申告で外国税額控除の申請が可能。

QQQIとJEPQ・QYLDとの比較

似たようなカバードコールETFとの違いも押さえておこう。

項目QQQIJEPQQYLD
運用会社NEOSJPMorganGlobal X
対象指数Nasdaq-100Nasdaq-100Nasdaq-100
経費率0.68%0.35%0.60%
利回り約14〜15%約9〜10%約11〜12%
オプション戦略NDX指数OTMコールELN(仕組債)+ OTMコールATMカバードコール
上値追従やや可能やや可能ほぼ不可
税効率高い(Section 1256)中程度低い

QQQIの特徴的なのは、NDX指数オプション(個別株オプションではない)を使っている点。これによりSection 1256の税優遇が受けられるのと、指数オプションならではの流動性の高さがメリットになる。

一方、経費率はJEPQの0.35%と比べるとほぼ倍。利回りの高さと経費率のバランスは個人の判断になる。


まとめ:QQQIはこんな人に向いている

  • ナスダック100のテック株に投資しながら、毎月分配金がほしい人
  • インカム(キャッシュフロー)重視で、ある程度のキャピタルゲインの制限を許容できる人
  • カバードコールETFの仕組みを理解した上で、ポートフォリオの一部として活用したい人

逆に、こういう人には向かない。

  • 長期的なキャピタルゲイン最大化を狙いたい人(→素直にQQQやQQQMで良い)
  • ROCの概念が腑に落ちない人(→まず仕組みを理解してから)
  • NISA枠で買いたい人(→現状は対象外)

QQQIは「利回り14%」という見出しの裏に、カバードコール戦略の仕組み・ROCの税務分類・NAV侵食リスクといった複雑な要素が詰まっている。数字だけ見て飛びつかず、中身を理解した上で投資判断してほしい。

※この記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

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かみがも
2019年に投資を始める。ただの会社員が貯金額200万円から現在は金融資産1000万円を突破/投資スタイルは連続増配株投資で債券、金、暗号通貨も投資中/ 取得資格FP3級

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