インドネシアは人口2.7億人を擁する東南アジア最大の経済大国であり、 高い配当利回りを誇る株式市場が個人投資家から注目を集めています。
インドネシア株には、配当利回り10%~20%を超える高配当銘柄が 数多く存在し、日本株や米国株にはない魅力があります。
この記事では、インドネシア高配当株のおすすめ銘柄4選を厳選し、 各銘柄の特徴・配当実績・業績を詳しく解説します。
さらに、インドネシア株特有の税金の仕組み、 証券会社での買い方、筆者の個人投資成績まで公開。
「インドネシア株に興味はあるけど、何を買えばいいかわからない」 という方は、ぜひ最後までご覧ください。
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インドネシア経済が投資先として有望な3つの理由

インドネシア経済は長期的な成長が見込まれており、株式投資の対象として非常に魅力的です。ここでは、インドネシアが投資先として有望な3つの理由を解説します。
内需主導で世界的な景気後退にも強い経済構造
インドネシアのGDP成長率は、過去20年間にわたり年平均5%前後を維持しています。2008年のリーマンショック時でも4%台の成長をキープしており、世界的な景気後退局面でも底堅い経済力を発揮しました。
その大きな理由は、インドネシアが内需主導型の経済であることです。GDPに占める輸出比率は約20%と低く、2.7億人の人口による旺盛な個人消費が経済成長をけん引しています。
中国や韓国のように輸出依存度が高い国と比較すると、世界経済の減速局面でもインドネシア経済は相対的に安定しやすいのが大きな強みです。
世界4位の人口と若い労働力が成長を支える
インドネシアは世界第4位の人口を抱えており、その中央年齢は約29歳と非常に若いのが特徴です。日本の中央年齢が約48歳であることを考えると、インドネシアの人口構成がいかに若く、成長力を秘めているかがわかります。
人口増加と最低賃金の上昇により、中間層が年々拡大しています。この中間層の拡大は個人消費の増加に直結し、小売業やサービス業を中心とした内需関連企業の業績を押し上げる要因になっています。
労働人口が豊富であることは、長期的な経済成長を支える最も重要な要素の一つであり、インドネシア株に投資する大きな根拠となっています。
製造業・サービス業へのシフトで消費市場が拡大中
インドネシアの産業構造は大きく変化しています。かつてはGDPの大きな割合を占めていた農林水産業の比率が低下し、代わりに製造業やサービス業の比率が増加しています。
所得水準の上昇に伴い貧困層が減少し、消費市場が着実に拡大しています。特にEC(電子商取引)市場やデジタル経済の成長は著しく、東南アジア最大のデジタル経済規模を誇っています。
このような産業構造の高度化は、インドネシア経済の質的な成長を示しており、単なる資源国から消費大国へと変貌を遂げつつある姿がうかがえます。
インドネシア高配当株おすすめ4銘柄を徹底紹介
インドネシア株は配当利回り10%を超える銘柄が珍しくありません。中には新興国株ならではの20%を超える驚くような配当金を支払う銘柄も存在します。
ここでは、筆者がおすすめするインドネシア高配当株4銘柄を厳選して紹介します。いずれも業績が安定しており、高い配当利回りを継続している実績のある銘柄です。
なお、新興国の高配当株に興味がある方は、ベトナムにも魅力的な高配当銘柄が多くあります。ベトナムのおすすめ高配当株も紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

ブキット・アサム(PTBA)|インドネシア最大級の石炭採掘企業
ブキット・アサム(ティッカー:PTBA)は、インドネシア政府が筆頭株主を務める国営の石炭採掘会社です。スマトラ島を中心に大規模な炭鉱を保有しており、インドネシア国内の発電用石炭の安定供給を担っています。
PTBAの魅力は、高い配当利回りと安定した業績にあります。石炭価格の上昇局面では大幅な利益を計上し、株主に対して非常に手厚い配当を支払っています。PERも低水準で推移しており、バリュー投資の観点からも割安感があります。
ただし、石炭は世界的な脱炭素の流れの中で需要減少リスクがある点には注意が必要です。一方で、インドネシア国内では石炭火力発電への依存度が高く、短中期的には安定した需要が見込まれています。
マタハリ・デパートメントストア(LPPF)|内需成長の恩恵を受ける小売株
マタハリ・デパートメントストア(ティッカー:LPPF)は、インドネシア最大の百貨店チェーンを運営する小売企業です。インドネシア全土に多数の店舗を展開しており、中間層の拡大に伴う消費増加の恩恵を直接受けるビジネスモデルです。
LPPFの配当利回りは非常に高く、インドネシア株の中でもトップクラスの水準を誇ります。PERは10倍以下と割安であり、株価上昇と高配当の両方が期待できる銘柄です。
インドネシアの人口増加と中間層の拡大が続く限り、小売業への追い風は継続する見通しです。内需主導のインドネシア経済を象徴する銘柄と言えるでしょう。

ユナイテッドトラクターズ(UNTR)|重機・鉱業の複合大手企業
ユナイテッドトラクターズ(ティッカー:UNTR)は、インドネシア最大の重機販売会社であり、石炭採掘事業も手がける複合企業です。コマツ(小松製作所)の建設機械をインドネシア国内で独占販売しており、インフラ開発や鉱業の成長から恩恵を受けています。
UNTRはインドネシアのインフラ投資拡大と資源開発の両方に関わるユニークなポジションを持っており、収益源が分散されている点が強みです。配当利回りも高水準を維持しており、安定したインカムゲインが期待できます。
インドネシア政府が推進する新首都ヌサンタラの建設プロジェクトをはじめ、大規模なインフラ投資が続く中、重機需要は当面堅調に推移すると見込まれています。
インド・タムバンガラヤ・メガウ(ITMG)|驚異的な高配当利回りの石炭銘柄
インド・タムバンガラヤ・メガウ(ティッカー:ITMG)は、インドネシアの大手石炭採掘・販売会社です。高品質な石炭を生産しており、国内外に幅広い販売ネットワークを持っています。
ITMGの最大の魅力は、インドネシア株の中でもトップクラスの配当利回りです。石炭価格が高水準で推移した時期には、配当利回りが20%を超えることもあり、新興国高配当株の代表格と呼べる存在です。
石炭価格の変動に業績が左右されやすい点はリスクですが、世界的なエネルギー需要を背景に、アジア地域での石炭需要は根強く残っています。配当利回りの高さを重視する投資家にとって、注目に値する銘柄です。

インドネシア株の配当にかかる税金と確定申告の注意点
インドネシア株は楽天証券やSBI証券などの日本のネット証券で取引できますが、配当金を受け取る際の税金コストは必ず理解しておく必要があります。ここでは、インドネシア株の配当にかかる二重課税の仕組みと、税負担を軽減する方法を解説します。
二重課税の仕組み|現地課税20%+国内課税20.42%
日本国内でインドネシア株から配当金を受け取った場合、まずインドネシア現地で20%の源泉徴収税が差し引かれます。その後、さらに日本国内で20.42%(所得税15.315%+住民税5%)が課税されます。
具体的な手取り額を計算すると、以下のようになります。
【配当金10,000円の場合】
・配当金総額:10,000円
・インドネシア現地課税(20%):▲2,000円
・国内課税対象額:8,000円
・国内課税(20.42%):▲1,634円
・手取り配当金:約6,366円(配当総額の約64%)
米国株の現地源泉徴収税は10%であるのに対し、インドネシア株は20%のため、二重課税の負担がより大きくなります。この点は、インドネシア高配当株に投資する際の重要な注意点です。
外国税額控除で税負担を軽減する方法
二重課税の負担を軽減するためには、確定申告で「外国税額控除」を申請する方法があります。
外国税額控除とは、インドネシアで課された20%の源泉徴収税の一部を、日本の所得税や住民税から差し引くことができる制度です。控除額には上限がありますが、確定申告をしなければ二重課税のまま放置されてしまうため、インドネシア株で配当を受け取っている方は必ず確定申告を行いましょう。
確定申告の際は、証券会社から発行される「年間取引報告書」に記載されている外国所得税額を確認し、申告書に記載してください。
インドネシア株の買い方|楽天証券・SBI証券での購入手順
「インドネシア株はどこで買えるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。実は、日本の主要ネット証券で簡単に購入できます。
インドネシア株を取り扱っている主な証券会社は、SBI証券と楽天証券です。どちらもASEAN株式の取引に対応しており、日本語の取引画面からインドネシア株を売買できます。
【SBI証券でのインドネシア株の買い方】
①SBI証券にログインする
②「外国株式・海外ETF」メニューから「アセアン株式」を選択する
③銘柄コード(例:PTBA、LPPF)を入力して検索する
④注文数量・指値価格を入力して発注する
取引手数料は約定代金の1.1%(税込)が目安です。インドネシア株はインドネシアルピア建てでの取引となるため、為替手数料も別途発生する点に注意しましょう。
取引時間はインドネシア証券取引所(IDX)の現地時間に準じます。日本時間では午前10時~午後3時50分頃(前場・後場あり)が取引可能な時間帯です。
【個人成績公開】インドネシア高配当株の運用実績
ここでは、筆者が実際にインドネシア高配当株に投資した運用実績を公開します。
筆者は現在、ブキット・アサム(PTBA)とマタハリ・デパートメントストア(LPPF)の2銘柄を保有しています。どちらもPER10倍以下と割安な水準で購入しており、高配当によるインカムゲインに加え、株価上昇によるキャピタルゲインも期待して保有を継続しています。
インドネシア株は日本ではまだ情報が少なく、投資している個人投資家も限られています。だからこそ、実際に投資している筆者の生の運用成績は参考になるのではないでしょうか。
インドネシア株の今後の見通しと投資判断のポイント
インドネシア経済の成長見通し
インドネシア政府は「2045年先進国入り」を国家目標として掲げており、経済成長に向けた政策を積極的に推進しています。
特に注目されるのが、新首都ヌサンタラへの首都移転計画です。この大規模プロジェクトに伴い、建設・インフラ関連への巨額の投資が見込まれており、関連銘柄への追い風となることが期待されています。
また、インドネシアはニッケルの世界最大の生産国であり、電気自動車(EV)向けバッテリーの原材料として世界的な需要が高まっています。資源国としての地位が再評価される中、インドネシア経済の長期的な成長見通しは明るいと言えます。
高配当株投資で注意すべき4つのリスク
インドネシア高配当株に投資する際は、以下の4つのリスクを理解しておくことが重要です。
1つ目は為替リスクです。インドネシアルピアは新興国通貨であり、円に対して大きく変動する可能性があります。配当利回りが高くても、為替差損で利益が相殺されるケースもあるため注意が必要です。
2つ目はコモディティ価格の変動リスクです。今回紹介した4銘柄のうち、PTBA・UNTR・ITMGの3銘柄は石炭関連事業を含んでいます。石炭価格が下落すると、業績と配当金額に直接的な影響が出ます。
3つ目は減配リスクです。新興国の高配当株は配当方針が不安定な場合があり、業績悪化時には大幅な減配や無配転落の可能性もあります。保有銘柄の業績は定期的にチェックしましょう。
4つ目は政治・規制リスクです。新興国では政権交代や規制変更が企業活動に大きな影響を与えることがあります。石炭輸出規制やロイヤルティ率の変更など、政策リスクも考慮する必要があります。
まとめ:インドネシア高配当株で長期的な資産形成を目指そう
インドネシア高配当株は、配当利回り10~20%超という日本株や米国株では考えられないリターンが期待できる魅力的な投資先です。
この記事で紹介した4銘柄(PTBA・LPPF・UNTR・ITMG)は、いずれも業績が安定しており、高配当を継続している実績があります。インドネシアの人口増加と経済成長を背景に、長期的な値上がりも期待できるでしょう。
一方で、二重課税の負担や為替リスク、コモディティ価格の変動リスクがある点には注意が必要です。確定申告で外国税額控除を活用し、税負担を少しでも軽減することも忘れないでください。
まずは少額から分散投資を始めて、インドネシア経済の成長を長期で享受する戦略をおすすめします。
最後に、投資の最終判断は自己責任でお願いいたします。
新興国株を学ぶおすすめの本
インドネシア株をはじめとする新興国株への投資を本格的に学びたい方には、以下の書籍がおすすめです。
この本は東南アジアの有力企業の紹介や時価総額をわかりやすい図解で紹介しており、インドネシア株の銘柄選定の参考になります。ASEAN各国の企業の全体像を把握するのに最適な一冊なので、ぜひ読んでみてください。
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