レイダリオ オールウェザー戦略から学ぶ分散ポートフォリオの作り方。

著名投資家レイダリオとは？

レイ・ダリオ（Ray Dalio、1949年8月8日 – ）はアメリカ合衆国の投資家・ヘッジファンドマネージャーである。
1971年にヘッジファンドのブリッジウォーター・アソシエイツをニューヨークで創業し^[3][4]、2013年には世界最大のヘッジファンドとなった。同ヘッジファンドは2021年現在で1000億ドル以上の運用資産を有する

出典：wikipedia

レイダリオは運用総額16兆円の世界最大のヘッジファンドを運営しており、彼を考えや説いた名言は数多くの投資家達に影響をもたらしました。


個人投資家に向けた暴落に強いオールシーズンズ・ポートフォリオが分散投資において世界中で参考にされています。

レイ・ダリオのオールウェザーポートフォリオ（オールシーズンズ戦略）

このポートフォリオの特徴は好況・不況・インフレ・デフレなどあらゆる経済の状況でも安定して、中程度のリターンを残せるように組まれています。

具体的な黄金ポートフォリオの中身は下記になります。

• 株式：30％
• 長期米国債：40％
• 中期米国債：15％
• 商品取引：7.5％
• 金：7.5％

・年利回りは、9.72%（手数料控除後）

・86%以上の期間で利益を上げた。

・もっとも損失を出した年の収益率は、2008年の-3.93%

株だけではなく債権やゴールド、商品、など幅広く分散されていることが分かります。

このポートフォリオの実際の成績は年率９％の利回りでもっとも下落した年は-3.93%で暴落に非常に強いアセットアロケーション（資産配分)になっています。

レイダリオ氏は下記のとおりポートフォリオを考えております。

• 債券と比較して株式は3倍のリスクを抱える
  
• 債券比率を高くしてリスクバランスを取る
  
• 個人のリスク許容度は本人の意思と反して低い
  
  
  
  株式だけでは暴落時のリスクをもろに受けることになり、個人のリスク許容度を超えてしまえば、投資そのものを辞めてしまうという一番の損失に繋がりかねません。

債券などリスクの少ないアセットクラスにも分散させることが長く投資を続ける秘訣と言えます。

具体的なおススメ債券商品は下記記事に記載しています。

レイダリオ ポートフォリオのパフォーマンス

オール・シーズンズ戦略とS＆P500と日経平均のパフォーマンス比較してみました。

S＆P500が最もパフォーマンスが高い結果となりましたが、オールシーズンズポートフォリオは非常に値動きが安定していて綺麗なチャートを描いています。


値動きを安定していることに加えて、日経平均よりは大きくリターンを得ることが出来ています。

注目の点はオールシーズンズポートフォリオのリーマンショック時のパフォーマンスはたったの-3.13%です。

暴落時にも安定的にリターンを出していることが分かります。

色々なアセットクラスに分散することで大幅な資産減少のリスクに備えることが出来ます。

全天候型ポートフォリオ

景気循環は大きく分けて上記のように４つに分かれます。

この4つのセクターを経済は循環するのでそのセクターに強いアセットを全て保有すれば

下落に強いポートフォリオが出来上がります。

「現金はゴミ」レイダリオは暗号資産（ビットコイン）保有を推奨

bloombergの記事でダリオ氏は ビットコインは「ものすごい発明」だとし、保有していることをほのめかしています。


ビットコインの保有はゴールドに代わりインフレ防衛策に適しているとの考えも示しました。

個人投資家のアセットにインフレのリスクヘッジとしてビットコインを加えることが出来れば、より強力なポートフォリオを構築することが出来るかもしれません。

レイダリオ ポートフォリオの作り方　まとめ

分散投資の参考として、レイダリオのオールウェザーポートフォリオを紹介しました。

このポートフォリオは債券の比率が高いため少しパフォーマンスに物足りなさを感じるかもしれません。

個人的には株式の比率を50%にしてもう少しリスクを取っても良いのではないかと考えます。

レイダリオの黄金のポートフォリオを詳しく知りたい方は下記本を読んでもらえると分かると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

人気記事も合わせてどうぞよろしくお願いいたします。