こんにちはかみがもです。
投資を始めているのであれば避けては通れない経済危機による株価暴落リスクです。
今回は過去リーマンショック、コロナショック時の資産クラス別(S&P500、米国投資適格債券、金)の下落率を比較してみました。
債券と金は過去から安全資産と言われています。
やはり株式だけではリスクがかなり高いため債券や金など幅広く分散する事が長期投資で大切な事だと思います。
過去の暴落時の株式や債券、金はどのような値動きだったか気になった方、今後の投資方針の参考にしたいと思っている方に有益な情報となっていますので最後までよろしくお願いします。
比較対象とする銘柄は下記3種のETFです。
- SPY :米国株式指数S&P500でもっとも流動性が高いETF
- BND :米国債券など信用格付けBBB以上、残存期間短期から長期まで幅広く対象とするETF
- GLD :ステートストリート社が運用する米国証券取引所に上場している金に投資するETF
下落率の計算方法はtradingviewのツールを使ってフリーハンドで算出した数字になります。
期間は2008年5月~2009年3月までの最大下落率になります。
①リーマンショック時の S&P500、債券、金の最大下落率比較
・最大下落率
・SPY(SP500) 下落率 -53.07%
・BND(債券) 下落率 -7.56%
・GLD(金) 下落率 -27.06%
・リーマンショック後から暴落前まで回復にかかった時間
・SPY(SP500) 約4年2ケ月
・BND(債券) 約3ケ月
・GLD(金) 約7ケ月
リーマンショック時はSP500が暴落しました。株式だけに投資していたら資産が約半分になっていましたね。
またSPY(SP500ETF)はリーマンショック前の価格に戻るまでに約4年以上かかりました。
4年間含み損を抱えることは相当なメンタルが要りますね(笑)
一方、BND(債券)はリーマンショック時でも安定した値動きをしていました。
金に関しては、一時大きく下がりはしましたがその後の値動きはSP500よりも大きくアウトパフォームして推移していました。
おすすめの債券ETFは?bond買い時
②コロナショック時の S&P500、債券、金の最大下落率
・最大下落率
・SPY(SP500) 下落率 -35.35%
・BND(債券) 下落率 -8.10%
・GLD(金) 下落率 -12.97%
・コロナショック後から暴落前まで回復にかかった時間
SPY(SP500) 約6ケ月
BND(債券) 約2ケ月
GLD(金) 約1ケ月
コロナショック時はやはりSP500が一番下落率が高いです。
GLDはたった1ケ月で株価が回復してその後もパフォーマンスが高かかった事が興味深いですね。
コロナショックはリーマンショック時と比べて下落率も低く、回復も非常に早かったです。
今思えば本当に暴落だったのか?と思いますね。むしろ買いチャンスでしたね(笑)
ただ誰も今日までの株高は予想出来なかったと思います。当時は二番底が来るかもと予想した専門家も多い始末でした。
③S&P500 債券 金 資産クラス別 暴落時の安全性比較まとめ
コロナショックは結果的には株式にとって絶好の買い場だっと言えますがリーマンショック時は大きく下落して4年間も低パフォーマンスが続きました。
上記の結果を踏まえて分散投資の大切さを痛感しますね。分散投資についての方法は下記概要に詳しく記載しています。
また投資において個人のメンタルコントロールがその後のパフォーマンスに大きく影響していきます。
これは、損切の際に役に立つためメンタルについて学びたい方は合わせて下記の記事も確認ください。
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