ブログやtwiterでレバナス投資が流行っているとよく耳にしますね。

最近、株価が低迷してレバナスが暴落中です。含み損も抱えてるし、このまま長期積立していいかわからない。レバナスが怖いです😱



レバナス最近上がらないですよね。レバナスの欠点、弱点もふまえつつ、ブログで解説します!
結論を言うと、レバナス一括の長期投資はおすすめしません。
なぜなら米国株が上がり続ける事が前提の投資方法なため、下落相場では大きく資産を減らしてしまう非常にリスクの高い手法だからです。
ただし、スパイス的な意味合いで少額積立投資(チョイレバ)であればおもしろい投資方法だと思います。
これから具体的に解説していきます。
レバナスとは?
大和アセットマネジメントが運営するiFreeレバレッジNASDAQ100の投資信託です。
日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となることを目指す運用方針です。
- 設定日2018.10.19
- 信託報酬0.99%
- 純資産 1,277億円(2022.12月30時点)
- 為替ヘッジあり
レバナスのリターン実績
画像はタップで拡大できます↓↓





2022年はたった1年で-62%も暴落しました。
レバナスのメリット
メリットは一方的な上昇相場では強いリターンが期待できます。
4日間、5%上昇を続けると仮定した資産グラフです。


ご覧のとおり、2倍レバレッジをかけているので、上昇相場では指数よりも高いリターンを期待できます。
レバナスのデメリット
デメリットは2つあります。
一方的に下落した場合は指数よりも下げ幅が大きい。




当然のことながら一方的に下がった場合は下がった値動きも2倍を目指すためより大きなマイナスを被ることになります。
レバナスはボックス相場(レンジ相場)では資産は目減りする。
2つ目のデメリットはボックス相場では資産は目減りしてしまうことです。
レバナスはヨコヨコの相場には弱い性質があります。
- 例 NASDAQ100指数が±10の範囲で上昇下落を繰り返した場合


レバナスは先物、オプションのプレミアムや信託報酬、為替ヘッジ等の間接費用も発生しているため、上昇時は下落時以上に大きく相場が上がらないと回復しません。
レバナスで一番注意すべき点は”レンジ相場では元本割れするリスクがある”と言う事です。
一方的に上昇する相場ではないとレバナスの恩恵を受けるのは難しいかもしれません。
ポートフォリオの大部分をレバナスに長期投資はおすすめしません。
過去NASDAQにも、2000年のドッドコムバブルからリーマンショックの間、約9年にわたり-400%の大幅な低迷期がありました。


単純に2倍とはなりませんが、もし同じ時期に投資をしていたら-800%以上の下落を味わうことになります。
レバナスは 上昇を続ける相場に関しては強いですが、 レンジ相場や下落相場に弱いため、ここから急激な回復がないと長期で含み損を抱えてしまうリスクを伴います。
レバナス一括投資は危険!
これからの未来、米国株はいつか必ずこのような長い低迷期を迎える可能性は高いです。
資産形成の晩期に米国株の低迷期を迎えたら最悪です。
せっかく積み上げた資産が暴落してしまったら普通の人間であれば、含み損を抱えきれず投げ売ってしまうでしょう。



レバレッジ投資はそれだけリスクの高い投資方法ですのでレバナスに資産を預けるような真似はしないことです。
レバナス積立 シミュレーション
チョイレバとはレバレッジ商品をポートフォリオに少し加える手法です。
例えば、毎月3万円で投資信託を積立する場合、3万円のうち、2万円をSP500インデックスファンド残り1万円をレバナスに積み立てる=チョイレバをすれば、、、


10年後のリターンは全額S&P500に積立するよりも大きく上回る結果になります。
上記はあくまで過去のデータを用いた試算結果であるため必ずしもグラフのようになるとは限りませんが、NASDAQ100がこれからも上昇が続けば、レバレッジを生かして大きなリターンは期待できます。



ポートフォリオに少しだけレバナスを加える分にはアリだと思います。
レバナス 株価チャート 推移
画像はタップで拡大できます↓↓


2018年から順調に株価は上昇を続けていましたが、2021年末を起点に2022年は下落の一方を辿っています。
純資産も高値から右肩下がりで減少しており、レバナスを売却している個人投資家が多かったようですね。
レバナス積立ブログまとめ


レバナスについて分析してきました。
- レンジ相場では資産は目減りしてしまう。
- 指数以上の暴落に耐えられるメンタルの強い人向け
- ちょいレバであれば、リターンを高めてくれる投資方法である



2倍レバレッジがかかっている分、下落幅が大きくなってしまいますので、大きな資金を投入しすぎず、少額程度に入れておくのが良さそうです。
米国株参考になった本を紹介
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