こんにちは@かみがもです。
プロのファンドマネージャでもインデックス投資の成績には勝てないと言われています。
多くの専門家やインフルエンサーもインデックス投資を推奨していることが多いですよね。
確かにインデックス投資は歴史的に平均7-8%リターンを得られた実績があるため、かみがも自身も iDeCoやつみたてNISAで実践しています。
市場平均を狙えるインデックス投資は資産形成において最高の投資方法で間違いありません。
それでも。。。。
本当にインデックス投資のパフォーマンスを超える投資方法はないのか?
このような疑問をお持ちの方へ向けてインデックス投資を超えるかもしれない投資方法をご紹介します。
結論を言います。
連続増配セクター分散投資でアウトパフォームできます。!
連続増配セクター分散投資とは連続増配年数25年以上をクリアした全10セクター銘柄に分散投資する手法と本記事では定義します。(不動産センターは除く)
セクターについてよく分からないという方は下記記事を先に参照ください。
ではなぜ?連続増配個別株投資方法がインデックス投資のパフォーマンスを超えれるのか。。。
過去のバックテストを使ってS&P500のETFと比較したいと思います。
S&P500 比較 連続増配株 米国のポートフォリオ
一番流動性の高いS&P500指数に連動するETFのSPYと全10セクターの連続増配株を最初に1万ドル投資して1993年~2021年まで約28年間運用した場合のパフォーマンス比較です。
参考URL:ポートフォリオビジュアライザー
- S&P500指数ETF SPY ・・・$83,943
- 10セクター連続増配個別株・・・$152,488
10セクター連続増配個別株合計金額はS&P500の1.81倍になりました。
- S&P500指数ETF SPY ・・・10.48%
- 10セクター連続増配個別株・・・12.90%
平均リターンはS&P500を2.01%上回りました。
この結果を受けて、投資家に還元する配当の力は絶大だと分かりますね。
配当額が増えるという事は、より複利効果のバイアスがかかるため、長期になるほどトータルリターンは高くなることが言えます。
ただし、毎年増配を続けることが大前提ですので、途中で増配をストップしたり無配に終わった銘柄は、売却して入れ替る必要があります。
配当金は課税(最大約30%)されますのでグラフよりもパフォーマンスは調整されることは念頭に置かなければなりません。
この投資方法はリバランスも重要な要素で10種の銘柄に同じ比率で投資を続けなければならない事が難しい点と言えるでしょう。
配当貴族銘柄 一覧
ティッカー | セクター | 時価総額US$ | 配当利回り % | 増配年数 |
---|---|---|---|---|
IBM | 情報技術 | 1,237.10億 | 4.58 | 26 |
MCD | 一般消費材 | 1,771.63億 | 2.18 | 45 |
TROW | 金融 | 488.98億 | 2.00 | 35 |
MMM | 資本財 | 1,130.43億 | 2.94 | 62 |
APD | 素材 | 600.76億 | 2.16 | 39 |
XOM | エネルギー | 2,232.36億 | 6.13 | 39 |
T | 電気通信 | 1,965.64億 | 7.42 | 36 |
JNJ | ヘルスケア | 4,700.82億 | 2.41 | 59 |
PG | 生活必需品 | 3,521.95億 | 2.43 | 64 |
NEE | 公益事業 | 1,658.67億 | 1.78 | 27 |
配当貴族と言われる高配当&連続増配年数25年以上の代表的な銘柄を選定しました。
各銘柄1993~2021.8月まで約28年間の年率リターンは以下になります。
ティッカー | トータルリターン% |
---|---|
IBM | 11.00% |
MCD | 13.29% |
TROW | 18.64% |
MMM | 10.42% |
APD | 12.57% |
XOM | 8.09% |
T | 3.27% |
JNJ | 13.02% |
PG | 11.43% |
NEE | 14.49% |
SPY | 10.48% |
10セクターのうち、SPYのトータルリターンを上回ったのは7銘柄ありました。
組み合わせによってはもっとリターンを高くすることは可能です。
例えば、エネルギーセクターはXOMをCVX(シェブロン)と入れ替え、情報技術センターはTをVZ(ベライゾン)と入れ替えればさらにリターンを増やすことができます。シェブロン、AT&T、ベライゾンは下記記事に詳しく銘柄解説もしています。
10セクターに分散させる意図は、相場の局面ごとに各セクター銘柄の値動きが異なるため、リスク分散が効いた暴落に強いポートフォリオを構築することが出来るからです。
かみがものポートフォリオもセクター分散投資を実践しています
S&P500 連動 ETFとインデックス 比較
分散を効かせるのであれば個別株ではなく、ETFの方が良いのでは?
こう言った声が聞こえてきます。
では、パフォーマンスを見ていきましょう。
ご覧のとおり、高配当ETF SPYDとVYMはS&P500に大きくアンダーパフォームしていることが分かります。
ETFは少なくとも数十社以上を対象としているためリスク分散の効果はありますがトータルリターンがS&P500よりも期待できません。
かみがもが高配当ETFをやめた一番の理由はトータルリターンが市場平均を下回ることにありました。
ただし、投資スタイルは個々の生活スタイルによって変わりますので、決して高配当ETFを否定しているわけではありません。
米国個別株がインデックス 投資 リターンに勝てるのか?まとめ
米国株の連続増配銘柄がS&P500のリターンを上回った根拠を バックテストを使って紹介しました。
25年以上連続増配銘柄がS&P500のリターンを上回ることが出来たのは他社が容易にマネできない強みがあったからこそだと思います。
例えば、P&Gは生活用品で圧倒的なシェアを持っており、競合がなかなか生まれにくい銘柄です。
参入障壁の高い銘柄は不況下でも業績が安定しており、株主還元に積極的な特徴も持っています。
それでも個別株はインデックス投資に比べるとリスクが高い投資になります。
老後資金など絶対に損したくないようなお金にはインデックス投資で運用して、余剰の資金で個別銘柄に投資することをオススメします。
※インデックス投資に勝つ方法を解説しましたがあくまで過去に基づくデータの結果のため投資は自己責任でお願いします。
米国株参考になった本を紹介
上記のような基準で銘柄を選べるようになったのは、米国株本『バリュー投資家のための「米国株」』がとても参考になりました。25年以上連続増配銘柄の分散投資を学べるので米国株で長期投資を始めたい方におすすめの本ですのでご紹介します
長期で配当を増やしてくれる優良企業の選び方がこの本で分かりますよ!!
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